3.2 承認経路の設定 | DeemS統合型ワークフローkintoneプラグイン&アプリ
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承認経路を設定します。承認StepNoの1から順に、承認依頼が実行されます。
各Stepの承認依頼先(ユーザー)を「承認者指定」にて指定できます。

また、申請元レコードのユーザー選択フィールドを使用し、承認依頼先の指定も可能です。下記の「申請元レコードで承認依頼先を指定」をご覧ください。

3.2.1 承認Step名

「DmSワークフロー」「DmS処理履歴」アプリにおいて、設定した承認Step名が表示されます。

3.2.2 承認基準

以下の通り、承認が完了する基準を指定します。
 誰か1人 :いずれかの承認者が承認すると次のStepへ移行します。
 全員  :全ての承認者が承認すると次のStepへ移行します。

3.2.3 承認者指定

承認者指定のプルダウンを選択し、各フィールドの設定を行ってください。

〇:指定してください。

承認者指定
のプルダウン

(説明)

承認ユーザー指定

承認グループ指定

承認組織指定

承認役職指定
および
追加承認役職指定
(*1)

ユーザー

ユーザーを直接指定できます。指定したユーザーが承認対象者になります。


ユーザー

上長

申請者のプロフィール項目「上長」で指定されたユーザーが承認対象者になります。
「上長」の設定については、上長および代理承認者の指定をご覧ください。

グループ

指定したグループ(ロール)のユーザー全員が承認対象者になります。グループは複数指定が可能です。


グループ

組織と役職

指定した組織とその中の役職に該当するユーザーが承認対象者になります。


組織


役職

組織のみ

指定した組織のユーザー全員が承認対象者になります。
1つの組織のみ指定できます。2つ以上指定した場合は、1つ目が有効になります。


組織

「優先する組織」

申請者の「優先する組織」に所属するユーザーのうち、申請者を除く全員が承認対象者になります。

「優先する組織」と役職

申請者の「優先する組織」に所属するユーザーのうち、役職に該当するユーザーが承認対象者になります。


役職

「優先する組織」の上位組織と役職

申請者の「優先する組織」の上位すべての組織に所属するユーザーのうち、役職に該当するユーザーが承認対象者になります。


役職

「優先する組織」を含む上位組織と役職

申請者の「優先する組織」を含む上位すべての組織に所属するユーザーのうち、役職に該当するユーザーが承認対象者になります。


役職

申請者

申請者(申請時に操作したユーザー)が承認対象者になります。

申請時指定組織

申請時に申請元レコードの組織選択フィールドで指定された組織に所属する全てのユーザーが承認対象者になります。

※ DmSフォーム定義の「指定」プルダウンにて「申請時組織」を選択してください。
※プラグインとの併用で兼務対応が可能です。詳細は 3.5 兼務対応 をご覧ください。

申請時指定組織と役職

申請時に申請元レコードの組織選択フィールドで指定された組織に所属する全てのユーザーのうち、役職に該当するユーザーが承認対象者になります。

※ DmSフォーム定義の「指定」プルダウンにて「申請時組織」を選択してください。
※プラグインとの併用で兼務対応が可能です。詳細は 3.5 兼務対応 をご覧ください。


役職

申請時指定組織の上位組織と役職

申請時に申請元レコードの組織選択フィールドで指定された組織の上位すべての組織に所属するユーザーのうち、役職に該当するユーザーが承認対象者になります。

※ DmSフォーム定義の「指定」プルダウンにて「申請時組織」を選択してください。
※プラグインとの併用で兼務対応が可能です。詳細は 3.5 兼務対応 をご覧ください。


役職

申請時指定組織を含む上位組織と役職

申請時に申請元レコードの組織選択フィールドで指定された組織を含む上位すべての組織に所属するユーザーのうち、役職に該当するユーザーが承認対象者になります。

※ DmSフォーム定義の「指定」プルダウンにて「申請時組織」を選択してください。
※プラグインとの併用で兼務対応が可能です。詳細は 3.5 兼務対応 をご覧ください。


役職

申請時指定グループ

申請時に申請元レコードのグループ選択フィールドで指定されたグループに所属する全てのユーザーが承認対象者になります。

※ DmSフォーム定義の「指定」プルダウンにて「申請時組織」を選択してください。
※プラグインとの併用で兼務対応が可能です。詳細は 3.5 兼務対応 をご覧ください。

 

*1: 役職は、「cybozu.com共通管理」に登録している役職名を指定してください。役職コードは入力しないで下さい。「承認役職指定」および「追加承認役職指定」(改行区切り)で指定できます。複数指定した場合は、OR条件になります。

3.2.4 申請時編集

各Stepの「申請時編集」を有効にすると、申請時に承認依頼者の編集が可能になります(モバイルアプリを除く)。

3.2.5 上長および代理承認者の指定

ログインユーザーの上長や代理承認者を指定できます。「cybozu.com共通管理」のプロフィール項目に設定します。(下記「プロフィール項目の設定」参照)
プロフィール項目で設定した上長および代理承認者のフィールドコードを「上長フィールドコード」「代理承認者フィールドコード」の初期値に設定してください。

※プロフィール項目の設定

「cybozu.com共通管理」で以下を設定して下さい。
 a.「cybozu.com共通管理」を開く。
 b.「組織/ユーザー」をクリック。
 c.「プロフィール項目の設定」をクリック。
 d.「カスタマイズ項目の設定」の「追加」をクリック。
 e.以下の通り、各項目を設定。
   - 項目名:上長
   - 項目コード:jocho
   - タイプ:ユーザー選択
   - 公開/非公開:公開する
   - ユーザーによる変更:チェック無し
 f.「保存」をクリック。
 g.各ユーザーの「上長」に承認者を登録。

3.2.6 申請元レコードで承認依頼先を指定

申請元レコードのユーザー選択フィールドに登録されたユーザーを承認者に指定できます。

1.「DmSフォーム定義」アプリを開く。
2.該当の「DmSフォーム定義」レコードを開く。
3.「4.申請経路を指定します。」サブテーブルで承認者に指定したいフィールドの行の「依頼先指定Step」に承認StepNo.を入力。

※「DmSフォーム定義」アプリの詳細設定方法は、4.フォーム定義設定編をご参照下さい。

注:依頼先指定Stepで指定したStepが経路定義の承認経路に存在する必要があります。その際、承認経路で指定した「承認者指定」は無効(参照されない)になります。「承認Step名」、「承認基準」が参照されます。

動画で確認したい方は こちら(YouTube動画

3.2.7 承認対象者について

(1)承認対象者が存在しない場合
 承認者指定において”優先する組織と役職”等を指定した場合に、承認対象者が存在しないケースがあります。承認対象者がいない場合の対応は、下記の通りになります。

・最終Stepは承認対象者は1名以上必須です。該当者が無い場合には、ワークフローは申請できません。申請時に該当者の有無が判定されます。該当者無しにならないように、経路設定および組織設定を見直してください。
・最初のStep以降から最終Step前までの各Stepで、承認対象者がいない場合には、そのStepはスキップされます。「承認Step状態」は”スキップ”になります。また、処理履歴には記録は残りません。

(2)承認対象者に申請者自身が含まれる場合
・自動的に承認されることはありません。申請後に該当Stepにて承認操作を行ってください。
 (最終Stepにおける「承認」操作の履歴を残す必要があります。)